新聞屋とバトル(その2)
2011年07月25日 18:59
公開設定: 外部に公開
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(その1)から3週間も経ってしまってスミマセン・・・
(その1はコチラ)
新聞屋に電話をかけた2日後、当時契約書を無理矢理書かせた勧誘員と、担当者と名乗るコワモテのおじさんがやってきた。
担当者)「困るんだよね!今年の7月からの契約になってるんだから。」
ぼん)「話し合いをする前に、一応お断りを入れておきますが、この会話はすべて録音させていただきます。」
っと、目の前でレコーダーのボタンをONにする。
担当者)「ちょっとちょっと、、、何すんだ・・いや、何するんですか、録音なんか、、、それ何とか権の・・・プライバシーの侵害になるんじゃないですか?」
ぼん)「万が一話がこじれて裁判になったときの証拠として保存するだけです。当事者同士の話し合いなら、法的には秘密裏に録音されたものでも、裁判の証拠としては認められるんですよ。
私は、あくまで紳士的に、こうして前もって録音することをお知らせしているだけです。」
勧誘)「やめて下さいよ、録音なんか・・・、そんなのするんだったら何も話しませんよ。」
ぼん)「どうぞ、何も話さないのなら、用はないですね。じゃ、帰って下さい。」
勧誘)「 ・・・。 」
担当)「まぁまぁ、、とにかく契約書にこうしてサインいただいてるんだから、あきらめて下さいよ。」
勧誘)「クーリングオフってしってます?、この契約書にもちゃんと書かれてるでしょ。」
ぼん)「特定商取引法に定められた訪問販売法のことですね。クーリングオフ期間8日のことでしょ。」
勧誘)「ご存じじゃないですか。じゃあ契約書の日付見ればわかるでしょ。もう10ヶ月以上も経ってるんですよ。」
ぼん)「そうですね。この契約が成立して入れば、、、の場合ですけどね。」
勧誘)「だからこうして契約書があるんだから、成立してるでしょ。」
ぼん)「この契約書には特記事項が書かれてますよね。」
加入)「A新聞が終わってから、ってことですよね。ちゃんと文章にしてるでしょ。A新聞とは契約が終わったんでしょ。だから問題ないでしょ。」
ぼん)「もう一つ、うちのカミさんが、『主人の承諾がないと契約できない』って伝えてますよね。」
勧誘)「記憶が確かではないけど、言ってたような、言ってないような・・・。」
カミ)「はあ!?、私、そこだけはしつこく言いましたよね!」
勧誘)「あぁ、はい・・、、」
ぼん)「もう一度聞きます。この契約書を書くときに、うちのカミさんから、『主人の承諾がないと契約できない』って聞きましか。」
勧誘)「・・・。はい、聞きました。」
ぼん)「それを聞いた上で、この契約書を交わしたのですね。」
勧誘)「・・・。はい。」
担当)「だからって、そんなことこの契約書のどこにも書いてないでしょ?、そんな言った、言わないよりも、この書類があるんだから。ほら、ちゃんと見てよ。お宅の奥さんが書いた契約書でしょ、これは。」
っと、契約書を目の前に見せつける。
カミ)「あれ?・・」
っと契約書をシゲシゲと眺め始める。
ぼん)「・・・?、まいいや、あなたの言われる、その言っただの言わないのだの、って話になるから、こうして録音してるんですけど、お忘れでしたか?、今あなた、はっきりと言いましたよね『聞きました』って。」
勧誘)「 ・・・。」
担当)「それは私は知りませんけどね、こうして契約書があるんだから、そんな口約束なんか関係ないでしょ?」
ぼん)「諾成(だくせい)契約、って知ってます?」
担当)「 ? 」
ぼん)「諾成のダクは、承諾のダク。諾成のセイは、成立のセイ。つまり当事者同士が承諾した時点で契約が成立する。ということです。」
担当)「承諾したかどうかとか、知らんし・・。」
ぼん)「あなたが知ってるかどうかは問題ではありません。契約書を交わした当事者同士が、今、目の前で、『主人の承諾がないと契約できない』ということを認めたでしょ?
つまり、この紙の契約書を交わすと同時に、諾成契約も成立したわけです。
その『ご主人』、つまり、私が、契約しない、といっているのだから、この契約は不成立だということです。」
担当)「なんか、そんな法律のこと何かしりませんよ。うちはただ、お宅の奥さんが書いた契約を元に新聞を入れるだけですから。」
勧誘)「ご主人は法律の専門家かなんかですか?私たちは全然意味がわからないから、法律の本でも持ってきて説明して下さいよ。」
担当)「とにかくうちは新聞いれますから。今言ったこと文書かなんかででも出して下さいよ。」
ぼん)「なんで私が六法全書持ち出してきて、文書書かなきゃいけないの?
それはお宅らの仕事です。
私は今明確に伝えたでしょ。新聞はいらない。もし入れても1円たりとも払わない。それでも入れるというのならどうぞ。
それでお金払わないと困るのはお宅でしょ?そのときに訴えるのはお宅でしょ?
だから、お宅らが新聞代払えって、裁判起こせばいいの。」
カミ)「あのぉ・・」
ぼん)「なんやねん?」
熱くなっていたので切り出しにくそうに・・・
カミ)「この契約書、、、書き換えられてる・・・。」
一同)「 ? 」
カミ)「ほらココ。うちの控え(副本)には、「契約書=ご主人」に○がついてるのに、コッチ(正本)は、そのご主人の○が2重線で消されて、「契約書=奥様」に○がついてる。」
ぼん)「ほほー、これはおもしろい。うちが持ってる契約書の控え(副本)は、カーボンの写しだけど、お宅の持ってるこの契約書は、後から書き直してますね。
しかも「契約者」を、これって、意味わかります?」
担当)「 ? 」
勧誘)「 ? 」
ぼん)「私文書偽造って言うんですよ。
相手の承諾もなしに、契約内容を一方的に書き換えて・・・、しかもその書き換えた先が『契約者』ですからね。
もし、お宅らの持ってるこの契約書が正しければ、契約者はご主人、つまり私ですね。
自分たちが何やったか、わかってるんですか?」
勧誘)「そんなもん、そっちが書き換えたかもしれないじゃないですか!」
ぼん)「・・・。
よぉ~く考えてみましょうね。
うちにあるこの契約書の控えは、そちらが持ってるものがカーボンでコピーされたものでしょ。
それに上書きされてるんですよ。そっちだけ。
うちの控えだけ、書き換えらます?物理的に考えてみましょうね。」
勧誘)「 ・・・。」
担当)「とにかくね!うちはこの契約書があるから新聞入れますよ!それで支払わないって胃言うのなら、『新聞代払え!』って、玄関のドアに張り紙しますよ!」
ぼん)「あちゃ・・・。
あのぉ・・・、録音してるのお忘れ?今のあなたの発言の意味わかります?・・・」
担当)「もういい!!とにかくうちは新聞入れるから!」
ぼん)「あぁ、最後に一つだけ!これ以上あなたたちと話し合う気はないですから、もっとお話がしたいなら○○弁護士事務所までお願いしますね。」
(次回最終回へとつづく)
※長くてスミマセン
(その1はコチラ)
新聞屋に電話をかけた2日後、当時契約書を無理矢理書かせた勧誘員と、担当者と名乗るコワモテのおじさんがやってきた。
担当者)「困るんだよね!今年の7月からの契約になってるんだから。」
ぼん)「話し合いをする前に、一応お断りを入れておきますが、この会話はすべて録音させていただきます。」
っと、目の前でレコーダーのボタンをONにする。
担当者)「ちょっとちょっと、、、何すんだ・・いや、何するんですか、録音なんか、、、それ何とか権の・・・プライバシーの侵害になるんじゃないですか?」
ぼん)「万が一話がこじれて裁判になったときの証拠として保存するだけです。当事者同士の話し合いなら、法的には秘密裏に録音されたものでも、裁判の証拠としては認められるんですよ。
私は、あくまで紳士的に、こうして前もって録音することをお知らせしているだけです。」
勧誘)「やめて下さいよ、録音なんか・・・、そんなのするんだったら何も話しませんよ。」
ぼん)「どうぞ、何も話さないのなら、用はないですね。じゃ、帰って下さい。」
勧誘)「 ・・・。 」
担当)「まぁまぁ、、とにかく契約書にこうしてサインいただいてるんだから、あきらめて下さいよ。」
勧誘)「クーリングオフってしってます?、この契約書にもちゃんと書かれてるでしょ。」
ぼん)「特定商取引法に定められた訪問販売法のことですね。クーリングオフ期間8日のことでしょ。」
勧誘)「ご存じじゃないですか。じゃあ契約書の日付見ればわかるでしょ。もう10ヶ月以上も経ってるんですよ。」
ぼん)「そうですね。この契約が成立して入れば、、、の場合ですけどね。」
勧誘)「だからこうして契約書があるんだから、成立してるでしょ。」
ぼん)「この契約書には特記事項が書かれてますよね。」
加入)「A新聞が終わってから、ってことですよね。ちゃんと文章にしてるでしょ。A新聞とは契約が終わったんでしょ。だから問題ないでしょ。」
ぼん)「もう一つ、うちのカミさんが、『主人の承諾がないと契約できない』って伝えてますよね。」
勧誘)「記憶が確かではないけど、言ってたような、言ってないような・・・。」
カミ)「はあ!?、私、そこだけはしつこく言いましたよね!」
勧誘)「あぁ、はい・・、、」
ぼん)「もう一度聞きます。この契約書を書くときに、うちのカミさんから、『主人の承諾がないと契約できない』って聞きましか。」
勧誘)「・・・。はい、聞きました。」
ぼん)「それを聞いた上で、この契約書を交わしたのですね。」
勧誘)「・・・。はい。」
担当)「だからって、そんなことこの契約書のどこにも書いてないでしょ?、そんな言った、言わないよりも、この書類があるんだから。ほら、ちゃんと見てよ。お宅の奥さんが書いた契約書でしょ、これは。」
っと、契約書を目の前に見せつける。
カミ)「あれ?・・」
っと契約書をシゲシゲと眺め始める。
ぼん)「・・・?、まいいや、あなたの言われる、その言っただの言わないのだの、って話になるから、こうして録音してるんですけど、お忘れでしたか?、今あなた、はっきりと言いましたよね『聞きました』って。」
勧誘)「 ・・・。」
担当)「それは私は知りませんけどね、こうして契約書があるんだから、そんな口約束なんか関係ないでしょ?」
ぼん)「諾成(だくせい)契約、って知ってます?」
担当)「 ? 」
ぼん)「諾成のダクは、承諾のダク。諾成のセイは、成立のセイ。つまり当事者同士が承諾した時点で契約が成立する。ということです。」
担当)「承諾したかどうかとか、知らんし・・。」
ぼん)「あなたが知ってるかどうかは問題ではありません。契約書を交わした当事者同士が、今、目の前で、『主人の承諾がないと契約できない』ということを認めたでしょ?
つまり、この紙の契約書を交わすと同時に、諾成契約も成立したわけです。
その『ご主人』、つまり、私が、契約しない、といっているのだから、この契約は不成立だということです。」
担当)「なんか、そんな法律のこと何かしりませんよ。うちはただ、お宅の奥さんが書いた契約を元に新聞を入れるだけですから。」
勧誘)「ご主人は法律の専門家かなんかですか?私たちは全然意味がわからないから、法律の本でも持ってきて説明して下さいよ。」
担当)「とにかくうちは新聞いれますから。今言ったこと文書かなんかででも出して下さいよ。」
ぼん)「なんで私が六法全書持ち出してきて、文書書かなきゃいけないの?
それはお宅らの仕事です。
私は今明確に伝えたでしょ。新聞はいらない。もし入れても1円たりとも払わない。それでも入れるというのならどうぞ。
それでお金払わないと困るのはお宅でしょ?そのときに訴えるのはお宅でしょ?
だから、お宅らが新聞代払えって、裁判起こせばいいの。」
カミ)「あのぉ・・」
ぼん)「なんやねん?」
熱くなっていたので切り出しにくそうに・・・
カミ)「この契約書、、、書き換えられてる・・・。」
一同)「 ? 」
カミ)「ほらココ。うちの控え(副本)には、「契約書=ご主人」に○がついてるのに、コッチ(正本)は、そのご主人の○が2重線で消されて、「契約書=奥様」に○がついてる。」
ぼん)「ほほー、これはおもしろい。うちが持ってる契約書の控え(副本)は、カーボンの写しだけど、お宅の持ってるこの契約書は、後から書き直してますね。
しかも「契約者」を、これって、意味わかります?」
担当)「 ? 」
勧誘)「 ? 」
ぼん)「私文書偽造って言うんですよ。
相手の承諾もなしに、契約内容を一方的に書き換えて・・・、しかもその書き換えた先が『契約者』ですからね。
もし、お宅らの持ってるこの契約書が正しければ、契約者はご主人、つまり私ですね。
自分たちが何やったか、わかってるんですか?」
勧誘)「そんなもん、そっちが書き換えたかもしれないじゃないですか!」
ぼん)「・・・。
よぉ~く考えてみましょうね。
うちにあるこの契約書の控えは、そちらが持ってるものがカーボンでコピーされたものでしょ。
それに上書きされてるんですよ。そっちだけ。
うちの控えだけ、書き換えらます?物理的に考えてみましょうね。」
勧誘)「 ・・・。」
担当)「とにかくね!うちはこの契約書があるから新聞入れますよ!それで支払わないって胃言うのなら、『新聞代払え!』って、玄関のドアに張り紙しますよ!」
ぼん)「あちゃ・・・。
あのぉ・・・、録音してるのお忘れ?今のあなたの発言の意味わかります?・・・」
担当)「もういい!!とにかくうちは新聞入れるから!」
ぼん)「あぁ、最後に一つだけ!これ以上あなたたちと話し合う気はないですから、もっとお話がしたいなら○○弁護士事務所までお願いしますね。」
(次回最終回へとつづく)
※長くてスミマセン
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結構楽しんでますが・・・
この新聞屋もすごいですが、ぼんぞーさんも・・・
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